しまねウッドスタイル

北堀の家

受賞
優秀賞
設計事務所
宇田川孝浩建築設計事務所
設計者
宇田川 孝浩
用途
専用住宅
延床面積
70.07m²
施工者
相互建設株式会社
竣工
2015

築48年の平屋の木造住宅のリフォームです。

元々は食堂と水廻り、和室3室からなる戦後の小住宅らしい間取りでした。

ご家族は夫婦とお子様3人から成り、限られたスペースでプライバシーを保ちながら、閉塞感の無い一体感のある住まいを提案することがテーマとなりました。

北側に食堂がありましたが家族が過ごすには狭く暗い部屋でした。

外壁に耐力壁を設けながら、細かく分けられていた間仕切をやめ、家族の集まる場所は南北を一室として通し、風や光の通る、奥行のある部屋になりました。

個室や水廻りはその両側にまとめられました。壁で間仕切り、プラバシーを保ちながらガラスのランマを設けることで個室の閉塞感を和らげ、家族の気配も感じられる一体感のある住まいが生まれたと感じています。既存の架構、柱・梁も一部、現シとなって、新築では生まれない「時間」という奥行も与えてくれたと思います。

木造の平屋建ては地面と生活が近く、とても土地に馴染んでいるように見えます。この小さな平屋の木造住宅が壊されることなく、施主である家族のこれからの生活の場となったことに一設計者として、ささやかな喜びを感じています。